「病気になったら病院に行って医者に診てもらえばいい」
そのような考え方で病気を捉えている人々が多い昨今ですが、年々、病気は増えていき、国が負担する医療費も増加しています。
このままでは日本の医療体制は崩壊していくことは明白です。
年々病気と患者が増えているという現実は、今の段階ですでに「西洋医学が病気を治すことができていない」と言っても過言ではありません。
実際の医療現場でも、医者はすでに目の前に現れる患者に対して対応するのが精一杯であり、将来的には今以上に窮屈な医療を強いられることは間違いありません。
だからこそ、これからは「予防」という考え方が医療よりもずっと重用視されていくのが必然の流れと言えるです!
科学とは結果の分析であり、表出したものに対するアプローチです。
西洋医学そのものが科学である以上、現代の医療も対処療法になるのは必然なのです。
そこには「予防」という考えはなく、あくまでも「病気」という結果が生まれてからのアクションでしかありません。
これからの「予防」は、結果ではなく、原因の追求が必要です。
ですから、医者も今までの西洋医学という自分のフィールドのみならず、その他の分野の専門家と連携して、病気以前の状態に対応するための意識の変化が必要です。
そして、それはまた、医療を受けている患者の側でも必要なことなのです。
人生の豊かさの基準をこれまでのような経済という価値で求めるのではなく、これからは「健康」という価値で求めていくべきです。
本講座において、知って得する現代医療の長所と短所を学び、本当の幸せのために私たちが考えるべきことを受け取ってください!
土橋 重隆(つちはし しげたか) 先生
ツチハシクリニック、外科医、医学博士
食道静脈瘤内視鏡的栓塞療法(1981年~)、腹腔鏡下胆嚢摘出術(1991年~)などの先端医療を多数経験。西洋医学の長所、短所を熟知したのち2000年より帯津三敬病院にてガンに対する統合医療を経験。統合医療の現実を知り独自のやり方で病気の本質を追求するようになる。”病気は排除すべきもの”という従来の科学的思考から自らの臨床経験に基づき“病気にも意味と価値がある”という哲学的思考に推移する。
著書に「ガンをつくる心、治すこころ」(主婦と生活社)、「ガンを超える生き方」(徳間書店)、「病気になる人、ならない人」(ソフトバンククリエイティブ)、「突き抜ける生き方」(あ・うん)、「50歳を超えてもガンにならない生き方」(講談社)、「生きる。死ぬ。」(ディスカバー21)などがある。